第4章 留まる?踏み出す?
胸が、とても苦しくなった。
でも、嫌な感情じゃなかった。
とても、暖かくて
とても、優しくて
とても、ぬくもりを感じた。
大男
「オイ!!やっと茶番は終わったか!?」
私は、下を向いて、大男の方へ向いた。
ミーシャ
「メリオダス…キング…ありがとう。
でも、行く。私は行く。
だけど…今度は守る。
自分も、お姉ちゃんも!!!!」
すると、カッ!と私の体が光った。
緑色のオーラが纏い、目が橙色に染まった。
マーリン
「これは…!?
ミーシャ!!これを!」
マーリンが指を弾くと、ミーシャの目の前にある武器が現れた。
ディアンヌ
「メガフォン…?」
その形は武器とは程遠い、機械型のメガフォンだった。
マーリン
「あれはパッと見メガフォンだが、ミーシャの神器だ」
メリオダス
「あいつ、神器なんてあったのか!?」
マーリン
「あぁ。この前市場でただのメガフォンとして売ってあった」