第2章 過去の記憶と生命と
* * *
メリオダスSIDE
メリオダス
「・・・・・・ん・・・・」
目が開き、暗闇が飛び込んできた。
隣が妙に涼しい。
あぁ、そうか。
確かミーシャの隣に寝ていたんだな・・・・。
寝ぼけながら起き上がり、目を擦る。
外は暗いから、まだ夜中だとは思うけど・・・・・。
ベッドから落ちた?
いや、下にはいない。
ならどこ行ったんだ?
きっとあそこだ。
ざっと予想がついた。
* * *
ミーシャSIDE
空に指さしながら、星座を確認していく。
色とりどりの星がきらきらと輝いている。
やっぱこういうところで見るとまた格別だね。
メリオダス
「あー、ここにいたー」
ミーシャ
「!?」
メリオダス
「あ、脅かしちゃった?ごめんごめん」
ミーシャ
「・・・・・」
メリオダス
「起きたら居なかったから、ここに来たんだ」
ミーシャ
「・・・・・・」
メリオダス
「隣、いいか?」
ミーシャ
「(コクリ」
頷くと、メリオダスが隣に腰掛けた。
メリオダス
「こうしてみると、初めて出会った時のことを思い出すなー」
ミーシャ
「(コクリ」
メリオダス
「お前も変わってないなー」
ミーシャ
『変わったよ』
メリオダス
「変わった?
というか、メモ用紙持ってたんだな・・・」
ミーシャ
「(コクリ」
メリオダス
「変わったって、何が?」
ミーシャ
『なんとなく』
メリオダス
「なんとなくって・・・・、そりゃないだろー」
ミーシャ
「・・・・・w」
メリオダス
「あ、笑った」
ミーシャ
「(ブンブン」
顔を全力で横に振った。