第2章 過去の記憶と生命と
何故だか皆見てるんだけど・・・・なんか食べにくいなこれ・・・。
とりあえず一回飲み込むと、右手でいいね!の形にした。
メリオダス
「こいつ、一回俺の料理食った時も旨いって言ってたんだ」
バン
「嘘だろ・・・?」
『本当だよ!美味しいじゃん!!』
なんでなんでー?美味しくない??
頬を膨らませて、パスタを口の中にかきこんだ。
ゴウセル
「ミーシャは拗ねている様子」
また、どこぞのゲームのナレーションのような声が聞こえた。
ゴウセルだ。
『拗ねてない』
ゴウセル
「じゃあなんで頬を膨らましてるんだ?
尻尾も大きく動いてる」
ミーシャ
「・・・・・」
ゴウセル
「あ、黙っちゃった」
キング
「ゴウセル、これ以上ミーシャをいじめるとオイラが許さないぞ」
キングが、私をかばうように会話に入った。
ゴウセル
「人聞きの悪い。俺はいじめてなんかない」
キング
「ミーシャ、迷惑そうだろ?」
やれやれ・・・。なんか喧嘩っぽいもの始まっちゃった・・・・・。
私は、二人をほっぽって皿を片付けようと立ち上がると、
マーリン
「ミーシャ、薬ができたわよ。飲みなさい」
ミーシャ
「?」
傍に瞬間移動してきたマーリンが、茶色の瓶を差し出しながら言った。