第1章 。。。
仲間をたくさん失った
政府に背き、自我を抑えきれなかったせいで
酷く悔やんだ。
それでも3人は未だ戦い続け
燭台切がついに重症になり
続けて山姥切まで重症を負った
耐えられず全てを遮断した
息を殺して全てを拒絶した
どれくらい時間が経ったか
結界が溶ける
あぁ、私も殺されるのか。
と思い顔をあげる
「大将…大丈夫か…」
消え入る様な声で手を差し出してくる
こんな時でも優しい笑顔を作ろうとする
そんな大人びた薬研だったなと思った
「何も出来なくて…」
「大将が居てくれただけで
俺達は充分だったんだぜ?」
「あるじ…
僕らは…幸せだったよ…
なんだか、格好つかない…なぁ」
燭台切が困ったように笑い
全身の力が無くなり倒れる
「あ、あ、あ、あああああああああああ」
意識を取り戻すと
惨状があった部屋の前だった
夢でみた事をこれでもかと現実に突きつけられる
元々は赤い部屋じゃなかった
これは全て血だ。
ここで私のせいで戦い
私のせいで皆が死んでいった
散々泣きわめき
見るのも嫌になった審神者部屋を後にする