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三成さんと永利さん
第1章 三成さんと永利さん
面白いことが大好きだ、と顔に大書きしていそうな表情で隣に座ってつついてくる永利に言葉を詰まらせつつ、なんとか無難な返答で収めようとする蜻蛉切は三成からも突っ込まれ言葉を失くす。
それでも決定打を与えるようなことはせず、のんびりと永利が話を元に戻すと三成と市も一度その話題からは離れた。
僅かばかり懐かしそうな表情をした永利だがそれは気付かれないまま、話はどんなものを贈ると良いかということに変わっていった。
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