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三成さんと永利さん

第1章 三成さんと永利さん


27

次々と湧いて来る穴は永利が封じた。
居合いで次々と亜種どもを掃討し

永利と共に娘を抱える亜種に向かって駆ける

「ほう、こいつはなかなか下衆な知識を持ち合わせているな」
「娘を盾にするんは卑怯やなあ」

だが、私を見くびっては困るなと笑ってから刹那
亜種の背後に一瞬で動いて首を跳ね飛ばすと

娘を永利が保護したのを確認してから周囲を見渡し

「残党は私が相手する、永利はこんのすけと娘と共に本丸へ戻れ」
「はいよー」

無事に帰っておいでな、と一言かけられ
分かってるってば、市を置いて死にたくないけどこいつら雑魚だし

返り血を全身に浴びながら数を数え
30か。楽勝だなと居合いで次々と斬り。
掃除をしている途中で永利の場所を確認すると

無事にゲートで向こうに行ったのを確認
ゲッセイが1つのゲートを守ってるのは、あれは私用か?

いまいち掴めない永利の気づかいに苦笑いして
最後の亜種の首を跳ねた。


ゲート先、凛の本丸は半ばパニックに陥ってた
救出の組み合わせを急いで決めた所で、こんのすけ、凛を担いだ永利が到着した

「皆さん!近くに居た審神者の方が凛様を保護して下さいました!」
「気ぃ失ってるだけやで、誰か寝室に運びや」

慌てて寄って来た蜻蛉切に凛を渡し、潜ってきたゲートを見る
お礼に上がって下さいと言われたが自分だけゆっくりするのも何だと

全部掃討するまで5分は掛かるだろうと
三成の奥方を呼ぶためにゲートを開く許可をこんのすけから貰って

「凛ちゃん、女の子やろ?三成の奥方連れて来たほうがええなあ」

そう言われてハッと気付いた刀剣達は顔を赤くして
永利にお願いしたとこで

「はぁ、終わったぞ」
「お疲れさん、今奥方呼びに使い出したで」

真っ赤に、返り血を浴びた三成がゲートを潜ったのを確認してゲートを閉じ。

ここの刀剣達が礼に風呂を使ってくれと案内されたと同時に
三成の本丸のゲートから市が大典太光世と極今剣を連れて登場した。

「大典太光世、三成は風呂やで」
「すまない、失礼する」
「市はここの審神者ちゃんを診ればいいのね?」

各々、役目を行う為に動き、市は蜻蛉切に案内され、凛の所に向かった
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