第1章 三成さんと永利さん
「? 毎日私の稽古に付き合わせてるだけだぞ?」
「マジでか」
光世ちゃんも数珠丸も毎日剣の相手させてたら動き良くなったしなぁ
「三成は刀剣ブリーダーやな」
「ポ〇モンブリーダーみたいに言うな」
おっと、失言。
何で石田三成がポ○モン知ってるんだとツッコミ入れられたらお終いですな
きょとんとした永利の顔を見て、内心やべえと思ったら
「兄ちゃん、俺とおなじか?」
「は?」
永利が何を言っているのか分からず、こっちも真顔になると
「いや、気にせんといて」とにっこり微笑まれ
同じ?人と同じと言えるモノであるとするならば。
「貴様、転生者か」
「!」
永利の表情が嬉しそうに微笑んだのを見て、やばい。何か質問間違えたかもしんない。