第3章 お疲れ様はいりません
絶対なにか企んでる
愛花「なに企んでるんですか」
二宮「真面目に言ってほしいだけ」
珍しすぎて頭にハテナしか出てこない
すると二宮くんが
二宮「いや、Jがね」
愛花「ほ、ほぉ、松本さん」
二宮「「愛花ちゃんに毎日好きって言ってもらえば毎日頑張れるんじゃない?」って言ってたから頑張れるかなって」
松本さんなんてことを!!!
犯人は松本さんだったのか
二宮「だから言ってよ、毎日」
「お疲れ様なんて言わなくていいから」
愛花「いやです、そんな女の子らしいこと」
二宮「あなた男だったっけ」
愛花「別にそういうわけじゃ」
二宮「じゃあ言って」
ここまで言われると逃げ道はない
「二宮くん、好きだよ」
「これでお仕事頑張れる?」
二宮「…無理」
愛花「せっかく言ったのに!!」
二宮「だって俺明日仕事午後からだもん」
愛花「だっての意味がわからないんですけど」
二宮「愛花は明日仕事?」
愛花「そうだねー、土曜だし」
二宮「えー、保育園って土曜日休みじゃないのー」
愛花「休みじゃないんだなー、というか二宮くん早くお風呂入ってきなよ」
二宮「あー、そうね、起きてなさいよ」
愛花「はいはい」
いつもさっさと寝ろとしか言わない二宮くんが
起きてろとは珍しい
しかしここ最近の私も疲労が溜まりに溜まってる上に
少し熱っぽい
明日頑張れば日曜日だから休みだしきっと大丈夫
そんなことを考えて20分
二宮くんがお風呂から上がりました