• テキストサイズ

【松】六人の兄さんと過ごした三ヶ月

第8章 派生④カラ松END



「やあ……ぁ……っ……あんっ……」
 枕にしがみつき、イキそうなのをどうにか耐える。

「……松奈、すごく、気持ちいいぞ……まるでヘヴンのような……」
 そういう言い方、冷めるから黙ってて!
 しかし腰を上げさせられ、背後からガンガン打ち付けられては、ろくに話せない。

「あ、あ、っ…ぁ…あ…っ……!」
 打ち付けられ、抉られるたび、熱でどうにかなりそう。
 足を広げられ、指で熱い箇所をぐりぐりと弄られ、さらに愛液が垂れる。

「顔を、見せてくれ」
 枕をかみながら、いやいやと首を振る。
 どんなひどい顔になってるか、見られるのが恥ずかしい。
「頼む……こっちを……」
「やっ……」
 入れたまま、態勢をゆっくり変えられた。
 カラ松さんと向き合わされ、恥ずかしさに唇を噛んで見上げた。
 けどすぐ覆い被さられ、キスをされた。
「可愛い……松奈、すごく可愛いぞ……」
「からま、つ、さ……」

 ゆるやかに動きながら、首筋や胸にキスをされる。
 かと思うと勢いよく最奥まで貫かれ、全身が跳ねる。

「ダメだ、可愛すぎて、俺も……」
 カラ松さんの身体が、私の身体にぶつかる音がする。
 動物みたいに、本能のまま全身を打ち付けられる。
 薄暗い照明の中に、カラ松さんの汗ばんだ上半身が見える。
 その目は私しか映していない。キスをして、胸に触れて、手を絡め。

「……好きだ、松奈……君が……」

「カラ松さん……っ…わたし、も…。もっと……」

 イキそうなのを必死で耐え、カラ松さんにしがみつき、足を身体に絡ませる。打ち付ける速さが増す。
 互いの心臓の鼓動が聞こえるくらい、強く抱きしめ合った。
 そしてさらに激しく揺さぶられ……。

「あ、や、……や……ぅ……あ……――っ!!」
「……松奈……っ!!」

 同時に達して――抱き合ったままベッドに沈みこんだ。


 そしてしばらくして目が覚め。
 真っ先に、私に覆い被さっているカラ松さんが見えた。
 ただ甘いピロートークな雰囲気では無い。
 カラ松さんのカラ松さんはすでに復活し、臨戦態勢な模様。

 私に顔を近づけ、熱い吐息を耳に吹きかけながら言うことには、

「……松奈。もう一回、イイか?」

「いや、それはちょっと……」

 しかしキスをされ、拒否はかなわなかった。

/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp