第8章 派生④カラ松END
「や……くすぐった、い、です……」
また耳を舌でくすぐられる。胸への愛撫も終わらず、触れられた箇所がはっきりと赤くなっていて少し恥ずかしい。
「……ぁっ……ん……」
するりと下着の中に手を入れられる。
「……ひっ……や……! そこ、だめ……!……」
カーッと羞恥で赤くなる。思わず足を閉じようとしたけど、
「可愛いぞ、松奈」
指先で濡れた箇所をかき回され、さらに奥に指を入れられる。
閉じるどころか逆に自分から足を開いている。
指の動きがさらに激しくなり、胸の愛撫も続く。加えてうなじや耳元へのキス。
何だか全身が気持ち良くて、ワケが分からなくなってくる。
ヤバい。何か知らないけどヤバい気がする。
「ま、待って……カラまつ、さ……だめ……だめ……」
真っ赤になって身をよじり、逃れようとするけど、逆に腕の中にきつく絡め取られ、余計に愛撫が強くなる。
「だから、ダメ……もう、いいです、から……」
半泣きで振り返ると、キスをねだったのと勘違いされたのか、また濃厚なキス。
背後に当たっているカラ松さんのご自身も十分に反応しているというのに、
「カ、ら、まつ、さん……もう……」
雄を待つ場所は、十分すぎるほど潤い、染みもベッドを浸食せんばかり。
弄られれば音がするくらい、愛液があふれていた。
「へんになっちゃ、う、から……もう、いい……あ……や……」
「松奈……っ……」
耳元で低くささやかれ、もう限界だった。
「や……あ……ああ……――――っ!!」
激しい快感とともに全身がけいれんし、くたっと力が抜けた。
そこでカラ松さんはハッとしたらしい。私から手を離し、
「え……? 松奈……?」
ベッドに倒れ込み、はあ、はあと肩を上下させ、震える私に、
「まさか、今ので……?」
「だから、もういいって言ったのに……馬鹿……」
にらみつけた。こっちが先にイッチャったでしょうが。
「ああ、すまない。松奈が気持ちよさそうにしているから、つい。
そうか、そんなに気持ち良かったかぁ」
嬉しそうに笑うカラ松さん。そして濡れた指をぺろりと舐め、
「松奈は良い子だから、もっと気持ち良くなれるな?」
と、黒い笑いを見せたのであった。
いや……まあ……いいけど。