第7章 派生③おそ松&チョロ松END
「あっ……きもち、い……硬いの、もっと、くださ、……」
ねだるほど、さらに強く抉られる。ぐぷ、ぐぷっと、愛液の混ざった音が聞こえ、私をつかむチョロ松さんの手が熱い。
私は唇をかみ、揺さぶられるまま、イキそうなのを我慢した。
「…~~っ……!……」
ダメ……イッチャいそう……。
「あ……や、速……っ……ダメ、あ……」
振りが一気に激しくなり、壁にぶつかりそうなくらい打ち付けられる。
「あっ……あ、あっ!、やあ……あ……!」
汗が垂れ、腿に愛液が飛び散る。
その場所を指がぐちゃぐちゃにかき回し、さらに呼吸が乱れる。
「やだ、イッチャう……だめ……や……!」
「いいよ、我慢、しない、で……俺も……」
さらに激しく揺さぶられ、ガクガクと全身が震え、
「あ、ああ……や……あ……ああっ……――――っ!……」
真っ白に弾け、のけぞった。
「………っ……う……松奈っ……」
腰をつかみ、一際強い力で何度か打ち付け……チョロ松さんも達したみたいだった。
「はあ、はあ……あぁ、松奈……」
壁をつかむ力も失い、ずるずると上半身を落とす私を、チョロ松さんが慌てて支える。
私の上半身を抱き起こしながらキスをし、頬や肩、鎖骨の辺りにも何度も唇を触れさせる。
「良かった……すごく、可愛かった……」
「ん……はい……」
私はチョロ松さんに抱きしめられ、肩を上下させ、呼吸を整えていた。
そしてもう一度キス。
けどそれだけでは終わらない。チョロ松さんは私を優しく支えながら、
「まだ、大丈夫……? 向こうに、長椅子、あるから……」
「はい……」
色んな意味で、もう逃げられるわけがなかった。
…………
…………
翌日の昼。
「松奈、松奈、大丈夫? お兄ちゃんが看病に来てあげたよー」
布団の上から、おそ松さんがさすってくる。
「放っておいて下さい、家事はちゃんとやったでしょう」
私は怨念のこもった声で答える。
最悪だ。
恋人でもない男にヤラれて、あえいでしまった。しかも一回や二回ではない。
そして勘の鋭い一松さんには冷たくされ、また出て行かれた。
身体の疲れと激しい自己嫌悪。
今日はもう、ずっと布団の中にいる。
二度とクズ二人には関わらない。