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【松】六人の兄さんと過ごした三ヶ月

第7章 派生③おそ松&チョロ松END


 やがて膝がお腹につくくらい大きく曲げさせられ、角度を利用し、××がさらに
奥に抉りこまれる。何も考えられないくらいガンガン打ち付けられ、三人の汗と
体液で全身が汚れていく。
「……すごく、気持ち、いい……です……」
 ぼんやりした意識の中、かすかにそれだけ呟くと、

「っ……も……ダメ……っ!……」
「……俺、も……」

 名残惜しそうな声とともに、上と下に、同時に放たれた。

 はあ、はあ……あ……。

 いつ抜かれたか分からないくらい放心し、横になっていると、
「じゃ、場所交代な」
 男どもが動いている。
「……松奈……ごめん、連戦で大丈夫?」
 私の足に触れながら、恐る恐るといった様子で聞いてくるチョロ松さん。
「松奈ー!! もうすっごく良かったよ!! 最高!! チョロ松の後、もう一回いい!?」
 と、気楽すぎるおそ松さん。

「良いワケがないでしょうがーっ!!」」
 私の怒声が部屋に響く。


 まあ、聞いてもらえるワケがないと思ったし、結果的に聞き入れてもらえなかったのですが。


 …………

 …………

 朝日がまぶしい。非常にまぶしい。
 私たちは松野家に帰る途中である。

 一晩責め抜かれた私は、ぐったりしている。

「あ、あのさあ。何か、欲しい物とか、ある?」
「高い物でもいいし、何なら、お金でも……ちゃんと働くから……」

「いえ……何も……」

 私はもう歩く気力すらなく、おそ松さんにおんぶされていた。

 二人は完全に酒と薬が切れ、真っ青だった。

 しかし私は私で、犯罪を防ぐためとはいえ、二人に薬を盛った事実がある。例え事故であっても。

「口裏だけは合わせましょう。私たちはオールナイトで映画を見て、ネットカフェで仮眠を取ったということで……」

「了解……」

 チョロ松さんの意気消沈した空気が重苦しい。
 忘れよう。あれは悪い夢だったんだ。

 そして、道の向こうに一松さんが見えた。

 だが奴は明らかに怒っている。
 三人そろってどうなることやら。
 と思っていると、おそ松さんが私に小さく言った。

「でもさ、結構楽しかったよね。また三人でやらない?」

 イタズラっぽく私に片目をつぶってくる。

 クズだ、こいつ……。

 もはや蹴りを入れる力すら無く、朝日の中、私は深く深くため息をついたのだった。

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