第6章 派生②一松&十四松END
「ん……んっ……」
「あっ…ダメ……やっあっあっ……!」
重力でもって最奥まで貫かれ、何度も揺さぶられ突き上げられる。
唇をかみ、気がつけばもっと気持ちよくなるよう、自分からしがみつき、十四松さんの身体に自分の足を絡めた。
「松奈……好き……」
さらに強く上下に揺さぶられ一気に落とされ――彼が達したのが分かった。
…………
…………
私が笑顔でいれば、誰も心配はしない。
もう元の世界に帰れるチャンスは永久に失せた。
一人では、生きられない。
…………
悪夢はまだ終わっていない。
今度は冷たい手すりに押しつけられ、背後から××を押し当てられる。
私は冷たい手すりをつかみ、後ろをつきだすような屈辱的な姿勢に耐える。
「松奈……行くから…っ……」
まだ滴をこぼす緩んだ場所を、一気に奥まで貫かれた。
「ん……や……あ、ああ…っ……!…あっあ……!」
泣き声を上げても誰にも届かない。
こんな廃ビルに連れ込まれ、抉られて、それで汁を垂らしている自分がいる。
浮くくらいに腰を上げさせられ、打ち付けられる。
「や、ああ、あ…あ……んっや……ああ……」
涙がこぼれる。
もうどうすればいいのか、分からず、ただ支配される。
『松奈……ずっと俺のそばにいてね。でないと俺……狂っちゃうと思う』
「すごく……気持ち、いい……」
後ろからの責めが終わっても、まだ収まらないのか、今度は口で慰めさせられた。
半裸の姿で冷たい床に膝をつき、奉仕させられる。
拒もうにも頭を押さえつけられ、動かせない。
口の端から裸の身体に先走りのものがダラダラとこぼれる。
「ごめん……」
謝らないでほしい。憎むことが出来なくなる。
限界までに熱くなった××を必死で舐め上げ、涙を流して奉仕する。
「松奈、好き、すごく、好き……」
そう言われるほどに私の中で何かが荒廃していく。
「だめ。もう……出……っ……」
口の中に放たれ、あふれたものが、身体に飛び散った。
『いつまでも、ここに……』
「大好き……松奈」
そう言って、十四松さんはまた私の足を抱える。
まだ続くらしい。
月明かりの入る廃ビルの中。私は互いの顔が見えなくて良かった、とだけ思った。