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【松】六人の兄さんと過ごした三ヶ月

第6章 派生②一松&十四松END


 頭の中で画質の悪い動画が再生される。

『また、こっそりお金を隠してたんだ』
『自分の家に帰れなくても、この家から出ようと思ってた?』
『ダメだよ。またお仕置きしないといけなくなる……』

「松奈、過呼吸になってる。落ち着いて、落ち着いて」
 背中を撫でる手。

「松奈がいけないんだよ。言うことを聞いてくれないから」

 そして私の顔を上げさせ、キスをする。過呼吸に下手くそな対処を試みているかは分からない。
 そのまま馬鹿力でもって私を立たせ、階段の手すりに押しつけるように、深いキスをする。そのまま私の手をつかみ、強引に自分の××を握らせる。

 無理にしごかされた××を、私の下半身に押しつけ、軽く腰を上下させる。

『そんなに泣かないでよ。言うことを聞くなら、つけてあげるから』

『でも聞かないなら、十四松にもつけずにヤらせるよ』

『一卵性ってさDNA鑑定がすごく難しいんだ。子供が出来ても、どっちの種か分からないんだって』

 暗すぎて表情が見えない。
「松奈……っ……」
 息づかい。もう明るくてお馬鹿な十四松さんはいない。
 代わりにいるのは、体力と欲望を持てあました成人男性。
 私の服をたくし上げ、胸に遠慮無く触れる。
「痛い……もっと、優しく……」
 先端を噛まれ、歯を食いしばる。
「ん……んん……っ……」
 まだ理性より欲求に突き動かされているようで、ズボンを持ち上げている××を私の下半身に押し当て、何度も動かしている。

「待って……服が、汚れるから……」
「……松奈……好き……つながり、たい……」
 泣きそうな声。ここまでやっといて、拒めば引いてくれるんだろうか。
 
『……泣かないでよ。ま、本当のことを言うと、家庭を持つなんて仕事をする以上に無理だし』
『痛いのは嫌でしょ? そう震えてないでさ。たまには自分から動いたら?』
『十四松がいるから……だから何? 脱いで。まだ誰も帰ってこないよ』

 服は階段に放られ、自分を守る物は何もない。
「松奈……松奈……」

 十四松さんはすがるように抱きしめ、突き上げる。
 私は自分を支えるものが無く、十四松さんの首筋に必死にすがる。

 十四松さんは立ったまま、私を抱えて××に及んでいる。
 本当に体力あるなあ……。

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