第6章 派生②一松&十四松END
深い関係になって分かってきたけど、十四松さんは単なるカオスキャラではない。
全部ではないにせよ、多少は『作って』いるらしい。
そしてこちらが思っている以上に物事を深く考え、冷静に思考している。
たまに屋根の上で、哲学的な思索にふけっているという噂まである。
そして十四松さんはしばらく考えた後、全開の笑顔でにじり寄り、私の袖を引っ張る。
……ズボンの隙間からご立派なご逸物を出しながら。
「松奈。仲良くしよう!」
「……ちょっと、待っ……」
私は一松さんから引き離され、畳の上に押し倒される。
「止め……いち、まつ、さ……」
十四松さんにキスをされ、涙目で恋人に助けを求める。
が、一松さんは顔を紅潮させていた。
「大丈夫……松奈が俺の目の前で十四松にぐちょぐちょに突かれて雌猫みたいにあえいで。
でもこいつがとても一回じゃ終わらなくて、俺に十四松を止めてくれるよう懇願しながら、ぐちゃぐちゃに犯られて、泣きじゃくりながらイッチャうのを、最初から最後まで全部見ててあげるから」
一度収まったはずの一松さんの前部分が、また元気になってきてた。
一松さん……恋人を寝取られるシチュエーションに興奮する変態だったらしい。
一生知りたくなかったわ、そんな特殊性癖。
「松奈ー」
恋人の新たな一面にもだえていると、十四松さんの声。
我に返ると、足を開かされている。
ハッとすると、すでにアレを装着し、準備万端の十四松さん。
「え。もう? ちょっと待っ……まだ早……」
「そう? 松奈も濡れてるよ?」
「……え。そんな、はずは……あ……っ……」
指でぬるっと下を弄られ、変な声が出る。
「恋人の前で別の男にヤラれて興奮するとか、変態……」
「いや一松さん! そんな超特殊な状況で興奮するとか、私ってどれだけ……」
「松奈、いい? いいよね!」
「いや、良いわけ……あ……やっ……ああ――っ!……」
ズグッと奥まで入られ、考える間もなく揺さぶられる。
「ああ。や……っ!……だめ……あ……っ……」
十四松さんだから体力がある。さっきの比では無い力で打ち付けられ、私はたちまち、ネを上げた。
「あ……やだ……ぁっ、あ、ぁんっ……」
すぐに涎を垂らしてあえぐみっともない雌になる。