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【松】六人の兄さんと過ごした三ヶ月

第6章 派生②一松&十四松END




「十四松、我慢できそう?」

 一松さんは私の腰をつかみ、ガンガン打ち付けながら聞いた。
 淫猥な音が響き、愛液がだらしなく畳にこぼれる。

「うーん……ちょっと難しいと思うな」
 うん。態勢的に十四松さんの膝に頭をのっける形だ。でもそうなると、嫌でもどデカい逸物(イチモツ)が目に入る。
 私と一松さんの情事に興奮し、ご立派に育ったソレが。
 てか十四松さんも、それを私の顔に押しつけて、こするようにしてるし。
 一松さんは、嫌そうな私をじーっと見下ろし、

「松奈、俺が終わったら十四松の分もイケそう?
 こいつのことだから、一回じゃすまないと思うけど」

 イケるわけないでしょう、馬鹿っ!!
 首を振り、振り向いて一松さんをにらみつけた。すると、

「……その目、いいかも」
 はあ!? 会話がつながってないし!!
 しかし一松さんは話の続きをせず、私の腰を抱くと抽挿の速度を一気に速めた。
 え。いや何で……だめ……熱い……や……。

 でもあえぎ声を出すことは出来ず、十四松さんに両腕を押さえられたまま、涙を流す。

「な、泣かないでよ。松奈。大丈夫だから、大丈夫だから」

 慌てたように、ごしごしと目元をぬぐってくる十四松さん。
 ……私の顔に、ご立派なブツを押しつけてはくるが。
 しまいには耐えきれなくなったみたいで、十四松さんは情けない声を出す。
 私の顔に×××を押しつけながら。
「一松兄さん~」
「ちょっと、待ってろ。すぐ、代わってやるから……」
 待て、一松さんっ!! さっき私の意思を聞いてきた意味は!?

「口でしてもらうのも、ダメ?」
「俺に集中してくれなくなるから、ダメ」
 キッパリと拒否る一松さん。
 いや集中してほしいなら、そもそも十四松さんという要素を、この愛の営みから完全排除していただきたいんですが……。

 あえぐのもツッコミも何も出来ず、私はただうつぶせに揺さぶられている。
 でも一松さんが、

「やっぱ、ダメだわ……」
 ……ん? わ……っ!!
「一松兄さん?」
 挿れられたまま、身体を動かされる。私の中が限界まで濡れてたおかげで、ずるりと体位が変わり、バックから仰向けに、つまり正常位になった。
 び、びっくりした。まあこの方が体位的には楽だけど……。

 十四松さんは慌てて私の両手を押さえ直した。

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