第6章 派生②一松&十四松END
「ん……ぅ……!」
後頭部の髪をつかまれ、無理やり頭を動かされた。下手をすると××が喉奥を突きかねない危険なやり方だが、一松さんは全く構わない。
先走りの体液が私の口からこぼれ、口の中の××は体積を増していく。
十四松さんは快感に集中するように目を閉じ、私の足を抱え、ただひたすらに
打ち付けてくる。
上も下も苦しい。なのに身体が熱い。全身で拒否して、尊厳を守らなきゃいけない
状況なのに、意識がかすんで、まともな思考がはたらかない。
もう私の身体で自分の意志で動かせるものは何もなく、ただ与えられる快感に震えた。
「ほら、もっと舌を動かせよ」
自分で無理やり頭を動かしておいて、理不尽なことを言われる。
「松奈、松奈……」
下を支配するケダモノは私の名を呼びながら抽挿を早める。おかしくなりそうなくらい身体の内を××が擦る。
つながった箇所からは私の体液が零れ、いやらしい音だけが昼間の部屋に響いた。
「あ……も……だめ……っ……」
苦しそうな声がし、ひときわ強く打ち付けられ――頭が白くなる。
「はあ、はあ、はあ……」
そして上からは冷たい声が、
「おつかれ」
睦言にはほど遠いことを言われ、口の中に苦い物が放たれた。
「松奈、ごめん。僕、まだ、足りない……」
十四松さんが息も荒く私の足を抱え直し、悪夢が終わっていないことを教えてくれた。
…………
いったい、何時間経っただろう。
泣き声が響く。
「はあ……ああ、……やぁ……」
「うつ伏せの方が興奮するとか、動物っぽいよね」
一松さんは、後ろから私を責め立てる。
でも今は、それどころではなく。
「一松さん、止め……何で……どうして……」
私は泣きじゃくっていた。
「ほら、十四松のもちゃんと、しゃ○って」
命令され、熱く硬くなった××に震えながら口をつける。
私の頭をためらいがちに撫でる十四松さんが、どんな表情をしているかは分からない。
何度も責められ、緩くなった箇所にあてがった一松さんは、何もつけていなかった。
そしてその状態でためらいなく、私を貫いた。
「何でって言われても……ガキでも出来れば、帰る気、もっとなくすでしょ?」
「……っ……!」
そんな後先考えない発想が出る人だとは思わなかった。