第3章 三ヶ月目のさよなら
「……っ!……あっあっ……ダメ……あ……!……」
雨音の中に、私のだらしない声が混じる。
「きもち、いい……もっと……おね、がい……」
応えるように噛みつかんばかりのキスをされる。
身体のぶつかる音。全身を打ち付けられているような錯覚に陥る。
つながった個所から私の蜜がこぼれ、貫かれるたびに甘い音を立てた。
「あんっ……だめ……もっと……くだ、さ……」
「よだれ、出てるし……なんか、声、エロ……」
「……ひっ…ふあっ……だから、ダメ……」
濡れた×××××を指先でこすられ、ビクッと電撃が走る。
「松奈……」
つながったまま抱きしめられ、熱いキスをされる。今度は私の方から抱きつき、
舌を絡める。その間も、緩やかに熱い刺激を与えられ、涙がこぼれた。
「ダメ……俺も……」
私の太腿をつかみ、再び激しい責めが始まる。
「あ……ああ!……あんっ……や……!」
突き上げられる激しさに、何も分からなくなる。
限界まで足を広げさせられ、勢いをつけて何度も何度も硬くて太いのをぶつけられる。
「ダメ……こわれ、……やぁ……あ、あっあっ……」
理性がはじけ飛び、もうここがどこなのか、今がいつなのかもあいまいになってくる。
「松奈……可愛ぃ……もっと、声……出し……」
「やあ……っ!……くださ、もっと……」
快感でいっぱいになり、もう何も考えられない。
出る寸前まで引かれ、一気に一番奥まで抉られる。
数えきれないくらい打ち付けられ、キスをされ……。
「も……イ……っ……!」
「あ……ああっ……やあ、ああっ……!!……」
視界が白くはじけ飛ぶ。
快感の内に絶頂に達して、私は喘ぎながら泣いた。
「……松奈……」
ゆっくりと力を抜きながら、私の頬に手を当て、一松さんがキスをする。
向こうも汗だくだった。そのまま、二人でつながったまましばらく抱きしめあった。
…………
…………
「じゃ、良い子にしててね。なるべく顔を見に来るから」
私の手に手錠をかけ、一松さんが言う。
ガチャリと鍵のかかる冷たい音。
やはり傷に金属が当たると痛い。
「一松さん、痛いですよ。大体こういうのって、長期間、かけるものじゃないし……」
私はブツブツと手錠への文句を言う。