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【松】六人の兄さんと過ごした三ヶ月

第3章 三ヶ月目のさよなら


 私を抱き寄せ、頭を撫で、子供をあやすように言う一松さん。
 だが私は指摘すべきことがあった。

「……あの、硬いんすけど」

 私の下半身に触れてる、あなたの息子さんが。
 そして私の頭を撫でていた手が、私の髪をつかむように……い、痛い……。

 抱き寄せられ、一松さんの表情が見えない。

「ああ、バレちゃった? おかしいよね。松奈のために、仕方なくこんなことをしてるはずなのに……何か、ゾクゾクしてきた」

 ……不味い。変なスイッチ入った。

 手が私の腰や後ろ側を探ってくる。髪にかかる息が荒い。

「今度は手錠してないし、いいよね」

 また私を抱きしめ、今度は足を絡ませ、下半身をより強く押しつけるようにする。

「一松さんっ!!」
「良い子にしてなよ。松奈。逆らうなら……また手錠をしたままヤるよ?」

 外部から隔絶された狭い空間。絶対的な権力者。そして囚人。
 この組み合わせは非常に危険だ。

 一松さんは優しい人で、普通の人だ。
 私が馬鹿だから、彼を追い詰めてしまったんだ。
 一松さんを正気に戻して、二人でここを出よう。
 私のせいで、こんなことをさせてしまったんだから!

「一松さん……私と外に……ん……っ……」

 キスをされた。強引に舌を入れられ、口内を舌が這う。

「ん……ん……」

 唾液の音がする。手首をつかまれ痛い。
 苦しくて顔を離そうとすると余計に強く押しつけられ、舌を絡めさせられる。
 唾液が口の端からこぼれ、気持ち悪い。でもキスが終わらない。
「は……あ……」
 服の上から胸をつかまれ、余裕のない感じで愛撫される。
「……ん……っ……い、痛……」
 やっとキスが終わったかと思うと、首筋を噛まれた。動物ですか……。
 我慢出来なくなったのか前をまくり上げられ、一気に胸があらわになる。
 顔が真っ赤になる。
 胸に触れられ、先端を舐められる。
「は……んん……や……ぁ……」
 おかしい。声がうわずってくる。舌で触れられた場所が気持ちいい。
 下半身がムズムズし、たまらずに目を閉じると、
「あ……ん……」
 下から手を入れられ、下半身をじかに触られる。
「濡れてるし」
「い、言わないで……や……っ……」

 ぐしょ濡れになった場所を指で好き勝手にされた。
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