第2章 二ヶ月目の戦い
「おそ松お兄さんたちにも協力してもらえないですか?」
一松さんという男手が加わったのは大きいけど、人手は多ければ多い方がいい。
片付けが終われば、またバイト探しを頑張れるし。
「いいよ。あいつらがこの場所を知ってる方が厄介だし」
「??」
一松さんは壁にもたれるようにしゃがんで、栄養ゼリーを吸っている。
「で、確認したいんだけど」
「はい」
「博士とあの助手は、しばらく戻ってこないんだって?」
「ええ、アメリカに行っていて」
「ここにも誰も入ってこられないと」
「鍵は頑丈ですし、金目の物はあらかた盗まれたようなので、恐らくは」
「じゃ、俺たちがここを勝手に使っても問題ないよね」
「ええそうですね……はい?」
言葉に不穏なものを感じ、聞き返した。
だが一松さんはニヤッと笑って立ち上がったところだった。
…………
部屋の薄暗い蛍光灯が、冷たい部屋を照らしている。
「こんなこと……してる場合じゃ……だ……だから、ダメ……」
私はベッドに座り、顔を真っ赤にしている。
ラ○ホのようなふかふかさは無い、冷たくて硬いものだ。
頭を押してどけようとしても、一松さんは聞いちゃいない。
どういう状況か。ベッドに座らされ、下着とか何とか下ろされてます。
とある箇所を指で『広げられ』、一松さんに舌で舐め尽くされています。
「止めて……恥ずかし……やだ……」
全身が羞恥でどうにかなりそう。
でもようやく顔を上げた一松さんは、やや上気しながら、
「止めるの?『こっち』は止めないでって正直みたいだけど?」
「……あっ……」
と、一番敏感な箇所を軽く擦られ、背がのけぞる。
『口では嫌がっても身体は正直だな』って奴? 表現が古いんですよ、馬っ鹿!!
頭でいくら罵っても、口から出るのは妙な制止の声。
「もう我慢出来ないって?」
いや言ってないし!
でもベッドに乗り上げ寝かされ、上着を首までまくられる。
「あ……いや……」
胸を舌で刺激され、下を指が好き勝手に荒らし回る。
濡れた音が響き、指が一番奥から『中』に潜り込むたびに、私の声が上がる。
「だから、人の家で、こんな……」
キスをされ、舌を絡まされ、首を左右に振るけど、
「女の子に金も払わず、危険な作業を押しつけたのは向こう。
勝手にヤリ場にされても自業自得でしょ」