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【松】六人の兄さんと過ごした三ヶ月

第2章 二ヶ月目の戦い



「おそ松お兄さんたちにも協力してもらえないですか?」

 一松さんという男手が加わったのは大きいけど、人手は多ければ多い方がいい。
 片付けが終われば、またバイト探しを頑張れるし。

「いいよ。あいつらがこの場所を知ってる方が厄介だし」
「??」
 一松さんは壁にもたれるようにしゃがんで、栄養ゼリーを吸っている。
「で、確認したいんだけど」
「はい」

「博士とあの助手は、しばらく戻ってこないんだって?」
「ええ、アメリカに行っていて」

「ここにも誰も入ってこられないと」
「鍵は頑丈ですし、金目の物はあらかた盗まれたようなので、恐らくは」

「じゃ、俺たちがここを勝手に使っても問題ないよね」
「ええそうですね……はい?」

 言葉に不穏なものを感じ、聞き返した。
 だが一松さんはニヤッと笑って立ち上がったところだった。


 …………

 部屋の薄暗い蛍光灯が、冷たい部屋を照らしている。

「こんなこと……してる場合じゃ……だ……だから、ダメ……」

 私はベッドに座り、顔を真っ赤にしている。
 ラ○ホのようなふかふかさは無い、冷たくて硬いものだ。
 頭を押してどけようとしても、一松さんは聞いちゃいない。
 
 どういう状況か。ベッドに座らされ、下着とか何とか下ろされてます。

 とある箇所を指で『広げられ』、一松さんに舌で舐め尽くされています。
「止めて……恥ずかし……やだ……」
 全身が羞恥でどうにかなりそう。
 でもようやく顔を上げた一松さんは、やや上気しながら、
「止めるの?『こっち』は止めないでって正直みたいだけど?」
「……あっ……」
 と、一番敏感な箇所を軽く擦られ、背がのけぞる。

『口では嫌がっても身体は正直だな』って奴? 表現が古いんですよ、馬っ鹿!!
 頭でいくら罵っても、口から出るのは妙な制止の声。

「もう我慢出来ないって?」
 いや言ってないし!
 でもベッドに乗り上げ寝かされ、上着を首までまくられる。

「あ……いや……」
 胸を舌で刺激され、下を指が好き勝手に荒らし回る。
 濡れた音が響き、指が一番奥から『中』に潜り込むたびに、私の声が上がる。
「だから、人の家で、こんな……」
 キスをされ、舌を絡まされ、首を左右に振るけど、

「女の子に金も払わず、危険な作業を押しつけたのは向こう。
 勝手にヤリ場にされても自業自得でしょ」
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