第2章 二ヶ月目の戦い
一松さんは少し困った顔で、
「あー、少し、無理かも。抜いてくれる?」
「あ、はい分かりました……え?」
見上げた敵の顔は、やはり意地悪げに笑い、カチャッとベルトを外した。
「ん……んぅ……」
「うん。そうそう……良い子」
頭を撫でられても嬉しくないわっ! 私? 座った状態の一松さんの足の間に、頭を……いえ、これ以上説明させんで下さい。とにかく、色々と初めてで衝撃的っす。
熱いなあ。やっぱり熱い。お風呂に入ったわけじゃないのに、身体の芯が熱い。
こら。歯を立てちゃうから、耳のあたりとか撫でないで。
××に舌を這わせ、上から下まで舐め上げ、何度も出し入れする。
何か変な汁が出てるし、髪を撫でてた手も、何か私の頭を動かすような感じになってる。
でも反応してくれてるのが少し嬉しくて、硬くなる××にさらに舌を――。
「う……松奈……も、出……」
え? ちょっと! それを早く……っ!
「――――っ!!」
口の中に、その、盛大に……だ、出された。苦い。
「悪い。このティッシュに出して」
「……いえ、飲んじゃったし。お水下さい、お水」
低い声を出し、一松さんを睨んだけど、やっぱり彼は笑っていた。
そして半脱ぎの私を見下ろし、やっとネクタイをちゃんと外す。
「やっぱり一回で収まるわけないし」
と私を抱きしめた。むー。
ブラのホックが外され、さらされた胸に口づけをされる。
抱きしめ、また押し倒し、首筋や鎖骨、また胸にキスをする。
触れられたところがもっと熱くなって、私の口から変な声が出る。
このまま煮上がっちゃいそう。身体がムズムズする……。
「ひっ……」
手が下着の中に入り、ぐしょ濡れの下半身に触れられ、身体が跳ねる。
「……ん……やあ……っ……ダメ……」
「へえ。止めていいの」
おいこらっ!! 手を放され、殺意をこめて睨むと笑われた。
「どこがいいの。ここ? それともここ?」
「あっ! そ、そこ、止め……だめ、やっぱり、止め、ないで……!」
一点を執拗に弄られ、指が谷間を好き勝手に荒らしていく。
気がつくと下着も取り払われ、シーツをつかんで快感に耐えていた。
一松さんの息も乱れている。
「痛くない?……大丈夫?」
と指で濡れた秘部を慎重に刺激し、私の様子を見ている。
「ん……欲しい、です……お願い……」