第4章 新生!第七班!!
「ムダムダ。」
一瞥することもなく、攻撃してきたナルトの影分身を蹴り飛ばすとカブトがそう言った。
「やってみるまでわかんねーだろーが!」
ナルトは彼らしい言葉をはいてカブトを、キッと睨み付ける。
「違う。そっちの話じゃあない……。
君を見てるとイライラするよ。
まるで何でも自分が正しいと思ってるみたいでさ。」
カブトはそう言ったあと〝まぁ、ルミちゃんもそう言うところあるんだけどね〟と付け足した。
「……ナルト君、人は変わるんだよ。
ルミちゃんはもう君の知っているルミちゃんじゃない。」
カブトがそう言う。
僕はうちはルミとあったときのことを思い出した。
(本当にそうなのか……?)
「なっ!?」
気付けば体が動いていた。
僕に背後から羽交い締めにされたカブトが驚いた声をあげる。
ナルトたちも僕の行動が予想外だったようで驚いた顔をして僕を見ていた。
「どういうつもりだ……!?」
そう問いかけて来たカブトに僕はさっきの彼の言葉を使って答えた。
「人は変わる……
ならボクもそうだ。
…でも、変わらないものもある。
……つながり、それを確かめたいんだ。」
僕の言葉に驚いているカブトにそう言った。