第4章 新生!第七班!!
「だからって……
大蛇丸相手に……」
僕は無謀だと思った。
「腕がもがれりゃ蹴り殺す。
脚がもがれりゃ噛み殺す。
首がもがれりゃにらみ殺す。
目がもがれりゃ呪い殺す。」
しかし、ナルトは笑ってそう言った。
そんなナルトに僕はなにも言えなかった。
「たとえバラバラにされようが、オレは大蛇丸からルミを奪い返してやるんだってばよ!」
そうまでして、うちはルミを奪い返したいというナルトに僕は何も言えなくなった。
そして、わずかな沈黙が訪れた時だった。
"ガガガガガっ"
僕を囲むようにして立っていた三人に向かってクナイが飛んできた。
三人にが突然の攻撃をよけて僕から離れると、僕のとなりに大蛇丸の部下が着地した。
「サイ…、その様子からすると君は捕まったようだね。」
僕に背を向けたままカブトがそういった。
「裏切ったわけじゃなさそうだから、ここは信じよう。」
カブトはそう言うと、ナルトたちを警戒したまま僕を捕らえていた木の拘束を破壊した。
「しつこいわね……。」
そんな僕たちを見ていたサクラが苛立ちを含んだ声でそう言った。
「お前ら、邪魔するってんなら容赦はしねぇってばよ!」
ナルトも離れた位置から僕らを睨んでくる。
そして、ナルトは影分身をするとカブトに攻撃を仕掛けた。