第4章 新生!第七班!!
「ルミさんは貴方たちに放っておいてほしいと言っている。
忘れるのが彼女のためでも、君達のためでもあるんじゃないかな。
それなのに、君はあの大蛇丸に逆らってまで……
命を懸けてまで連れ戻そうとするんだ?」
ボクは、うちはルミを諦めさせるために話していたはずが命を懸けてまで彼女を連れ戻そうとする理由が本当に気になってしまいたずねた。
「……何故なんだ…?
誰に命令されているわけでもないのに……」
作り笑顔も忘れ真剣な顔で聞いてしまう。
「……昔オレはルミに助けられたんだ。
一人ぼっちで嫌われものだったオレをルミだけが認めてくれて…一緒にいてくれた。
それから、ルミのおかげで少しずつつながりができていったんだ。」
ナルトはそう言って笑顔になる。
「ルミがいなかったら、オレはまだ一人ぼっちだったかもしんねぇ。
……ルミは死んだことになってたけど、ちゃんとリュウとして木ノ葉に戻ってきてくれたんだってばよ。
だから……今回も戻ってきてくれるって信じてぇんだ。
オレらのつながりはこんなことで切れるもんじゃないんだってばよ。」
「………つながり。」
何度も出てきたその言葉を僕は復唱した。