第4章 新生!第七班!!
「残念だけどサイ……
君はここで僕の分身に見張らせておくよ。」
大蛇丸のアジトを抜けると、ヤマトは僕にそう言った。
「こっから仕切り直しだってばよ……
ルミを助け出す!」
ナルトは指をならし、やる気を表している。
「…………やめた方がいいよ。」
俺はそんなナルトにそう言った。
それは、本当の任務が遂行しにくくなると思ってのことだった。
俺が三人に話さなかった本当の任務。
うちはルミの暗殺だ。
「ボクはルミさんに会った。」
僕の言葉にナルトとサクラが一瞬動揺を見せた。
「ルミには常に大蛇丸がついている。
深追いすればバラバラにされて実験体になるのが落ちだよ。
それに……」
僕は、どう言えば二人がうちはルミを諦めるか考えて言葉を紡いだ。
「ルミさんは君達が三年かん自分を探していたと知って〝私の事なんて放って置けばいいのに〟と言っていた。
君達が自分を連れ戻そうとしていることに苦しんでいた。」
それは戻る気がないからではないのかと、僕は二人にそう言った。