第4章 新生!第七班!!
「ダンゾウからの命令なんでしょ…
ダンゾウは大蛇丸とくんで何かをしようとしてる……
そのパイプ役にあなたが選ばれた。」
何をたくらんでいるのかときくサクラに、サイはだんまりを決め込む。
「大蛇丸と木の葉崩しを企ててるね……
もう一度…
そうだろ?」
俺がそう聞くと、サイは笑顔で違うと答えようとした。
「お前の笑顔はすぐウソだって分かる。
お前の言ってることウソはすぐ分かんだってばよ!」
ナルトがサイに向かってそう言った。
「貴方たちにボクが見つかってしまった時点でボクの任務は失敗ってことになりますね。」
サイはナルトの言葉にそう返す。
そして、自分一人では俺たちを全員始末できないから隠しても仕方ないと目的を認めた。
サイ「その通りですよ。
ボクたちは今の木の葉を潰す」
ナ「何だと……」
サイの言葉にナルトが怒りと驚きが混じった表情を見せる。
「木ノ葉を潰すために大蛇丸に取り入り、結託のきっかけ作りをするのがボクに与えられた本当の任務です。」
俺は任務内容を話し出したサイに苦無を向け、そのまま隠していることを全て吐くように命令する。
「それだけじゃない……
大蛇丸の情報をこっそりダンゾウ様に送る役目……
つまりスパイとしての任務も帯びてるんですよ。」
続けられたサイの言葉は予想できたものだった。
「そんな危ない役目を……」
サクラが厳しい顔つきで呟く。