第4章 新生!第七班!!
「潜入隊列は……ボク…サクラ、ナルトの順だ。
土遁で地下から近づく。」
ヤマト隊長が目標の岩に近づきながら説明する。
途中からヤマト隊長の土遁で地中からアジトへ近付いた。
「やっぱり、アジトは岩で囲まれているみたいだね……」
硬い岩にぶつかったところでヤマト隊長がそう言った。
「こんなの、オレの螺旋丸でぶっ壊してやるってばよ!」
「ちょい待ち!
そんな大きな術したら敵に気付かれるでしょ!」
私がナルトにそう言うと、ヤマト隊長も潜入はあくまで音もなく、と呟く。
「あった……」
私がどうするのだろうと考えていると、なにかを探していたヤマト隊長が、岩の小さなヒビを指した。
「硬い岩ほど小さな亀裂に少し力を加えただけで……」
木遁を使いスルリとヒビに滑り込ませると肥大させる。
ヤマト隊長が岩から退くと、そこには人が一人通れる位の穴が開いていた。
ヤマト隊長が、ニッと笑ったあと、真剣な顔をして穴からアジトのなかに入る。
それから私、ナルトの順でアジトに潜入した。
「取り敢えず潜入は成功ね。」
辺りを警戒しつつ、潜入出来たことにひと安心する。
「まずはサイを捜す。
こっちだよ。」
動き出したヤマト隊長に私とナルトも続いた。