第4章 新生!第七班!!
『…そう言えば、大蛇丸さん、お昼の用意できてるので食べてきてください。…カブトさんも。』
私は重くなった空気を払うべくそう言うと、自分は部屋に向かった。
私は一緒に食べないのか聞いてきた大蛇丸には先に食べたと答え、部屋に戻る。
後ろで、大蛇丸がカブトにサイから渡された何かを預けているのがわかった。
『はぁー。』
私は部屋のベッドに腰かけると大きくため息をついた。
三代目に綱手に私の極秘任務にいて話してもらい、テンゾウを隊長とした班を送ってもらうように頼んだから予測はしていたが、ナルトたちがこれから来るようだ。
(原作ではサクラとナルトとテンゾウさんが来るはずだけど、サスケとか来るのかな?)
私はそんなことを思いながら、テンゾウに渡すための情報を書いた巻物の準備を始めた。
巻物の準備を終えた私は、懐に巻物をしまうと立ち上がった。
『…やっときたね。』
近づいてきた気配に背を向けながらそう言うと、相手は落ち着いたまま、バレちゃいましたかと呟いた。
「でも…ボクはもう先手を取ってる。」
相手…サイがそう言うとチャクラが蠢く気配がした。
『…何が目的?』
私は振り向かずにサイに問う。
「…………ボクは君を…
木ノ葉に連れ帰る!!」
サイのその答えに、私は口角が上がるのを感じた。
「…最初は君を殺すつもりで来たんだけど…
…ボクは彼が必死にたぐり寄せようとしてるキミとのつながりってのを、守ってみたいんだ。」
私はサイがそういい終えると、ゆっくりと振り返る。
『…サイ、すっかりナルトの影響受けたみたいだね。
きっと今のサイなら7班でやってけるよ。
それと、私は戻るわけには行かないな。』
そう呟いて、私はサイのかけてきた術を力ずくで振りほどいた。