• テキストサイズ

If…(2)

第4章 新生!第七班!!


「…なんだか、思っていたのと違うな。」





サイは私を見てポツリと呟く。



『…?』



私はサイのその言葉に首をかしげた。




「復讐に捕らわれてるなら、もっと根暗で陰湿な人だと思ってました。」




私は、サイの歯に衣着せぬ言葉に苦笑いした。






「でも、根暗というより君…何となくナルト君に似てるな…」





サイはそう言うと笑った。





「君の事はナルト君から色々聞いてます。

君のことをずっと捜していたみたいだ。この三年間…」




サイは笑みをしまいそう話してくる。
その話は、私にとってとても嬉しいものであり、悲しいものでもあった。



(私を捜してくれるってことは、まだ仲間だって思ってくれてるってこと…でも、それがナルトたちに辛い思いをさせてるんだよね…)




私は無意識のうちに地面を見つめていた。




『…私の事なんて放って置けばいいのに。』




私が思わず呟いた言葉は、思いの外アジト内で響いた。





/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp