第4章 新生!第七班!!
「…確かに大切なのはチームワーク
ナルトは、サイ、あんたの事をよく知らないから言い過ぎた所もある。
ごめんなさい…ナルトの事は許してあげて…」
サイに殴り掛かろうとしていた俺をサクラちゃんが制してそう言った。
「別に何とも思ってないよ。」
サイがそう答えると、サクラちゃんが良かったと言って笑顔になった。
そして…
"ドコッ"
次の瞬間、サイはサクラちゃんのパンチで吹っ飛んでいた。
「私の事は…許さなくていいから。」
そう言うサクラちゃんに、サイは騙されたなぁと笑いながら呟く。
「アンタもルミの事なにも知らないくせに、出しゃばったこと言ってんじゃないわよ!
もう一度ルミの事を悪くいったら…
手加減しない…」
サクラちゃんがサイを睨み付けてそう言うと、サイは笑って承諾した。
俺は殴られてヘラヘラしているサイに苛立ち、再び文句を言おうと口を開いた。
「君らね…
これ以上揉めると本当に檻にぶちこむよ
…ここで、君らのまとめ役であるボクからの提案なんだけど
君らの親睦を深めるために檻の中に丸一日ぶち込まれるのと…
温泉付きの宿場で一泊するのとどっちがいい?」
しかしヤマト隊長のその言葉で文句が口から出ることはなかった。