第4章 新生!第七班!!
火影室を出たあと、自己紹介を終えた俺達は天地橋に向かっていた。
今回の隊長になったのはヤマトとか言う奴で、もう一人の奴はサイというらしい。
(…今回の任務、サスケのやつも来たかったんじゃねーかな)
俺は隣を歩くサイを見ながらそんなことを思っていた。
「…そんなにじろじろ見ないで下さい。
ぶん殴りますよ。」
俺の視線に気づいたサイがそう言った。
「テメーはいちいちムカつく言い方しやがるな!コラ!」
俺が思わず怒鳴ると、サイはまたムカつくことをさらっと返してくる。
「班には信頼とチームワークがもぅとも大切だってカカシさんにも教わったはずだ。」
喧嘩腰な俺にヤマト隊長がそう言ってきたが、俺はサイを睨んだまま指を指した。
「こいつはカカシ班の班員じゃねえ!
俺達カカシ班のもう一人の班員は…
ルミだ!!」
俺はサイを睨見つけて怒鳴る。
「…こんな奴を班員として俺は認めねぇ!」
俺がそう言うと、サイは嘘くさい笑みを浮かべた。
「いや…ボクもそっちの方が気が楽だよ。
木ノ葉を裏切り弱い癖に力ばかり求めて大蛇丸の下に走った…
そんな大蛇丸と同じようなゴミ虫女と一緒にされたくないからね。」
サイは笑みを浮かべたままそう言う。
俺はサイの言葉にカッとなり拳を握りしめた。