第3章 始動
sideーカカシー
俺は今、元7班の教え子たちと懐かしの鈴取り合戦をしていた。
始めたのは昼間だったが、もうすでに日は落ち辺りは暗くなっていた。
(あいつらも強くなったな……
何よりチームプレーが出来るようになった。
ここまで写輪眼を使わされるとわねぇ……
でも、まぁ。
日のでまではもつか……)
俺は木にもたれて教え子の成長を噛みしめていた。
そんなとき、真っ正面から気配がした。
見ればサクラが一人でこちらに向かってきていた。
(……サクラだけか?
今度はどんな作戦で来るつもりだ!?)
俺がいつでも動けるように構えると、サクラが口を動かした。
声はまだ聞こえないが、口の動きを読んだ。
"……今夜、私といけないことしない?"
(え?…………ッえ!?
どどど、どーしちゃったのサクラ!?)
俺はサクラの口の動きを読んだ瞬間慌てた。
(いや!なにかのあれも作戦か!)
俺はすぐに落ち着いて構え直した。
しかし、次に聞こえてきた声にハッとする。
「……ハルコはそう言うと目の前の男の胸に手を這わせた。」
サスケの声だと気づく前に、ハルコがイチャイチャタクティスのヒロインだということに気づく。
「男がいるんじゃないのか?……そう言う男にハルコは小悪魔な笑みを浮かべた。」
サスケのナレーションが続き俺はそれを聞いてしまっていた。
「彼は私の言うこと何でも聞いてくれる召し使いのようなものだもの。
ねぇ、遊びましょうよ。」
いつの間にか近くにいるサクラの声がした。