第3章 始動
「ルールは前と同じ。
どんな手を使ってもいいからオレから鈴を取ればいい。
期限は明日の日の出までだ。」
私達はカカシ先生に言われて第三演習場にいた。
ナ「なんか……懐かしいってばよ……ここ。」
「うん。」
ナルトの言葉にわたしも頷く。
「ああ、そういや
ここはお前たちの最初の演習の場所だったっけな。」
カカシ先生も懐かしそうにそう言った。
サス「第七班……」
サク「私達の班だけ四人一組だったっけなァ……」
カ「…あの時は……
………リュウいや、ルミもいたっけな…」
「「「…………」」」
カカシ先生の言葉に私達は無言になる。
サク「ーーーーー」
ナ「………………」
私は地面に座りぶつぶつと言い出し、ナルトにいたっては四つん這いになってぶつぶつ言い出した。
「……カカシ……こいつらの前でルミの名前は禁句だ……」
サスケ君がカカシ先生にため息混じりにそう言ったのが聞こえた。
"パタン"
その時、本を閉じる音がして私達はカカシ先生の手元に視線を向けた。
「さて……始めますか。」
そう言ったカカシ先生は何時も読んでいる本を閉じていた。