第3章 始動
「久しぶりね、ナルト
……!アンタ、私より背ェ高くなったんじゃない!?」
ナルトに近づくと、見ない間に随分とたくましくなったナルトに、時間の流れを感じる。
「あ、本当だってばよ!」
ナルトは手で頭の位置を確かめて嬉しそうに言った。
「…まぁ、俺のほうがデカいけどな。」
そこでサスケ君が鼻で笑うように口を挟む。
「なんだとぅ~!?」
ナルトが直ぐに反応して食って掛かろうとした時だった。
「ナルトの兄ちゃん!」
子供特有の高めの声がナルトを呼んだ。
ナルトが振り返った方を見ると、三代目様の孫である木ノ葉丸君がこちらに駆けながら印を結んでいた。
「お色気の術!!」
煙が上がり、その中から裸の女が姿を表す。
サク「!」
ナ「……」
サス「…」
自「オホー!!」
突然の出来事に私は後退る。
サスケ君は呆れたような目で木ノ葉丸君を見ていた。