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私は貴方に恋をした

第1章 私は貴方に恋をした


08

今朝、執務室前の庭を箒で掃いて葉を集めながら、ああ、離れも掃除しないとなと思った時だった。

「主君!?」「あるじさまあああ!!」

この声は前田くんといまつるちゃん?
顔を上げて短刀の子の形相を見て驚いたのと同時に誰かに身体を後ろから抱き締められた

「やっと、この日が。お前たちになんか絶対あげない」

知らぬ声に驚いて抱き締めてる本人の顔を見る前に。
ゲートを開いたのか。視界が虹色に染まり更に目隠しをされて
私はどこかの、審神者の男に連れ去られてしまった。




楓と明石、膝丸と数珠丸と合流するのは直ぐだった
執務室前の開けた庭に前田と今剣は泣きながらその時の状況を語る

朱里が誘拐、しかも言動からして計画的

「くそっ!早く行かねば主は慰みものになってしまう!」
「落ち着きなさい、膝丸」

霊力を辿ってるのか楓はゲートが出現した場所を入念に調べて

「こう見えても俺は探知系は得意でね」

新たに現れたゲートを見詰める冷たい瞳に気づいたのは側に居た明石だけだった。



知らない男に誘拐されて私はパニックを起こすと言うより逆に手を後ろで柱に拘束されてから冷静になってた

男は前から私が好きだったと、愛してると言ってきてはハサミを取りだし
ジャキジャキと上半身の服を切り楽しそうに私の胸に手を這わせる
私を悦ばせている積もりなのだろうが…

気持ち悪い、吐き気がする

負の感情しか湧かない事に気付かず男は胸に吸い付いて舌で舐めて
愛撫してる積もりなんだろうけど
私は気持ち悪いとしか感じない

手が、指が舌が私の胸を揉み、刺激してくるが
吐きそうで顔を顰めて男を見る…

男がほくそ笑みながら胸になついて片手で揉み

「柔らかい」

愉悦の表情で私の胸を揉みし抱く。

満足したんだろうか。
いや、再びハサミを持って今度は下のジーパンを切り始めて

まって、其所だけは止めて。
暴れ始めた私を見て男は不思議そうに首を傾げた。

「君は僕のものだよ、ああ、本当に綺麗な身体だ」
「やっ!下は嫌!」

こんな男に下まで犯されてなるものか。
身体中の服をボロボロに切られても男に、下へ触れさせる事は絶対にさせなかった。

黙らせる為か頬を殴られると唇を切ったのか
つう、と血が顎へと伝う

誰か助けて、膝丸、数珠丸…楓さん
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