第8章 〇【ベルトルト】僕だって
「その・・・どこに、入れれば・・・」
既に沸騰してしまいそうだった頭の熱が身体中に広がり、恥ずかしさをMAXにした。
「あっ、えっと・・・」
サラが手でソレをちょっと移動させると、入りそうな場所があった。
「女性はここに穴が・・・凄いな・・・」
「心の声出てるよ・・・!!」
恥ずかしさで心の声が出たベルトルトだが、興奮と恥ずかしさでそれどころではない。
だが、
「・・・サラ、嫌なら止められるよ」
サラを傷付けてしまうのだけは嫌なのは変わらない。
嫌われたくない。
こんな自分だから。
内向的で、自分に自信がなくて。
そんな自分を好きだと言ってくれたサラ。
大切にしたい。
「・・・いいよ、キて・・・」
サラの言葉に、ベルトルトはゆっくり頷き、腰を進めた。