第8章 〇【ベルトルト】僕だって
未だに形を保ったままのソレを指で触れて、ベルトルトを見る。
「ベルトルト、あのね・・・」
ベルトルトが唾を飲み込んだのが分かった。
「ベルトルトの“初めて”、欲しい・・・」
「あぁ・・・もちろん、嬉しいよ。サラ、大好きだ」
サラの頭を支えながら寝かせると、ベルトルトは頬を伝ってきた汗を拭った。
サラは足をゆっくり開くと、ベルトルトがモノを愛液が溢れる場所の少し上に充てがう
が、ベルトルトは一向に腰を進めない。
「ベルトルト、嫌だった・・・?」
サラは心配になり聞くと、困った顔でこちらを見る。