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進撃の巨人ー短編集ー

第24章 〇【ジーク】真夏の災難



ジークが腰を押し込むと、あっという間にペニスを飲み込んでいく膣に二人は一緒になって震えた。

「あー、すげ……ヌルヌルじゃん……、本当えっちだねサラちゃんはさあ」
「サラちゃ、って、呼ばな……で」
「……サラ」

ジークに低い声色で呼ばれ、意識せず膣が締まるのを感じる。まるで脳を犯すように耳が声だけで愛撫される。

「は、あ、ぁぁ、じーくだめ、やっぱそれ、っイヤあ!」
「ワガママだなあ、ウチのお姫様は……」

ジークが起き上がって足を掴んで腰を打ち付けると、サラは快感に声帯が潰れて声が出せなくなった。

「はあ、そんな震えてさあ、本当可愛いよ。なあ……、愛してるよサラ、」

快感に酔い、汗にまみれた顔をピシャリと掴んでキスをする。

「は、サラ、そろそろイきそ……」
「ん"、ぅ、わたし、も……っ、」
「はあっ、は……ん、ほら、イけ……っ!!」

最深部にペニスが何度も押し付けられてサラは声も無く達した。ジークは達した瞬間に抜き出すと、サラの腹の上に射精した。精液は勢いよく飛び出し、サラの股の場所から顔までを汚した。

暫くして呼吸を再開した二人。ジークはサラの横に倒れた。

「はあーっ、あっつう!!」

ジークは窓を足で閉め、つい癖でエアコンのリモコンに手を伸ばした。起動ボタンを押すと、ピッと機械音がして涼しい風が体を撫でていく。

「はあー、涼しい……」
「うん……」

しばしの沈黙に二人は眠ってしまった。既に通電していたことに気がついたのはその昼寝から目覚めた後。キンキンに冷えた部屋に震え、汚れた体を流す為急いでシャワーを浴びた。

「サラ、アイス食べる?」

タオルで頭を拭きながらサラに聞く。

「要らない。それより晩ご飯どうする?」
「んー……ピザにしよう。もう今日は動きたくないだろ、お互い」

ソファに座るサラの足元に膝をついてキスをする……が、突如出たサラのクシャミに頭をぶつけ合った後、額は腫れ、更には二人して風邪を引いてしまうという災難に見舞われ……

「もう……暫くはアイスもエアコンも程々にしようね」
「……はい……すみません、サラさん……」

今は二人仲良く看病し合っているとか。


-Fin-
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