第8章 〇【ベルトルト】僕だって
「って、肌が見えてるなら下は下着くらいで何も無いんでしょ!?隠さなきゃ・・・」
「何で?」
「何でって・・・」
質問返しをされ、言葉に詰まるベルトルト。
「・・・・・・僕だって、男だよ」
恥ずかしさで静かに返すと、サラが唖然としてベルトルトを見ている。
「っあ、いや、大丈夫!その・・・だからって変なことはしないから!」
サラの手を頬から離し、背を向けるベルトルト。
その背にサラがゆっくりと寄り添い、抱き締める。
「う・・・」
「・・・ベルトルトの言う、“変なこと”って、どんなこと?私、してみたいよ」
その言葉で、ベルトルトはサラを押し倒していた。
息が上手く吸えない。
身体が熱い、特に下半身に熱がいっている。