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進撃の巨人ー短編集ー
第7章 【エルヴィン】虫唾が走る
「ああぁぁぁぁっ!!!!??」
グチャ。
音がした方を見ると、もう片方の手で一緒に居た先輩兵士が掴まれて食われていた。
「き、こう・・・しゅ・・・?」
信煙弾を・・・黒の・・・奇行種だったと、伝えないと。
ダメだ、間に合わない。
私は巨人の口に足から突っ込まれた。
だが、すぐに巨人は脱力し、倒れる。
倒れる直前に誰かが私を抱きかかえて地上に寝かされた。
死を覚悟して、意識も手放す直前。
私を助けようとした人物は、事実上の兄のエルヴィン団長だった。
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