第7章 【エルヴィン】虫唾が走る
少しして、ハンジ分隊長の元を訪れると、部屋では机にかじりついたままのハンジ分隊長が目に入った。
「ごめんね!今いい所だからちょっと座って待っててもらえるかい?」
「あ・・でしたら、また後程来ます」
「いやいや、急用だから!」
ハンジ分隊長に言われ、黙り、そばにあったソファに座る。
数分して、ハンジ分隊長は背伸びをして首を鳴らしながら近付いてきた。
「ちゃんと話をするのは初めてだよね」
「はい、あの、お話というのは?」
私が聞くと、ハンジ分隊長は一枚の紙を手渡してきた。
紙を見る。
「DNA・・・?調査結果・・・?何ですか、これ」
誰との?私はハンジ分隊長を見る。