第6章 〇【ライナー・ベルトルト】代償
やっと離れたライナーとサラの間を艶めかしい糸が繋いだ。
「はっ・・・はっ・・・ん、何・・・すんの・・・殺すんでしょ・・・!?」
「黙ってろ。お前を殺すタイミングを決めるのは俺達だ」
ライナーは既に破れたシャツに手をかけ、全て破り、ナイフを手に取ってサラのズボンのベルトを切る。
「やっ・・・やめて!!ベルトルト・・・ベルトルト!!!助けてよ!!ライナーおかしいよ!!」
サラが叫ぶと、ベルトルトが踏み出し、サラの頭元に来て口を塞いだ。
「!?」
「ごめん、サラ」
ベルトルトは消え入りそうな声で言うと、そのままサラにキスをする。