第5章 〇【エルヴィン】甘い言葉を
「今日はやけに避けられると思ったら・・・これをずっと考えてたのか」
軽く口角があがり、最大まで赤くなったサラの顔を見て、エルヴィンは吹き出す。
「なっ・・・笑うな!!精一杯だったんだ・・・正直、お、お前が何が好きか知らないし、聞いたらタイミング的にバレるし・・・」
「はは・・・サラ、初めてだよ、こんなプレゼントは・・・最高だ」
「(も、もう死にたい・・・!)すまなかったな!確かにババアのこんな姿は滑稽だな!部屋に帰る!!」
恥ずかしさで涙目になりながら服を手にしたサラだが、すぐにエルヴィンに後ろから抱き締められた。