第22章 〇【リヴァイ】不潔な関係
「……なんだそのツラは」
睨んでいる。俺はこんなにもサラが好きなのに、何故伝わらねえ。
「……来い」
「や、嫌だ……っ」
「優しくされてえなら着いて来い。酷くされていいなら拒めばいいが……分かるな?」
ビク、と揺れ、視線が合う。
俺は先を歩き、自室へ向かった。後ろを小さな足音が聞こえ、「助けて」と呟く声が聞こえた。
俺は先に部屋の扉を開いてサラを待ち、目の前にサラが見えた瞬間に待ち切れなくなり腕を引いて部屋に引き込んだ。
小さな悲鳴が聞こえたが気にせずにキスをして口を塞ぐ。首を持って壁に押し付け、女がフェラをするように舌を吸う。胸を叩かれ離れると、壁をずり落ちたサラ。
ベルトを外し、目の前にイキり勃った竿を出す。
「……どうすりゃいいか教えた筈だが?」
既に泣き始めているサラは、俺のチンコを手にして口を付けた。
そうだ、綺麗に掃除しろ。丁寧に舐って、後から自分の穴にぶち込まれる、そう思えば自ずと丁寧になるだろう。
「んぶ、ぐ……」
「なにゲロ吐きそうになってる。小便飲ませるぞ」
勃起していたら小便なんざ出る訳もないが、そういうとこちらを見て頭を横に振る。ああ、最高だ。弱くて、不憫で、殺したいくらいに可愛い。
俺はコイツに嫌われている。恐怖で従わせている。だがそれでも、嫌悪という感情だとしても、俺に何かしらの気が向いていることが重要だ。
好かれることは出会った日から諦めている。それにコイツは優等生だと噂のライナーが好きだ。これは俺の勘だが。