第21章 〇【ジーク】ソラ様合同夢♡

寝そべった私の手を取り、指先、手首……とキスは落とされ、首筋に辿り着いた。
ジーク先生はハァ、と一度顔を上げた。
その時、視線が絡み合った。互いに、動きが固まった。ジーク先生は今まで余裕な顔だったのに、とても真剣な表情をしていて。

｢センセ……｣

私はキスして、と控えめに顔を先生の方にクイ、と突き出した。意図を汲み取ったジーク先生から唇にキスが落とされる。
その瞬間、春を待ち侘びる桜の蕾が花開くように何かが私の中で開花した。ジーク先生の唇は熱くて、いやらしくて、気持ちいい。肌に当たる髭さえも愛おしい。胸がきゅん、として切なくなった。

キスをしながら、ジーク先生のモノを自ら揺れて欲した。それに応えるみたいに、ジーク先生はツプリとハマったその場所にゆったりと腰を沈めていく。

｢っぷあ、んくっ｣
｢く、は……｣

互いに言葉が出なくなる。
先生の身体に覆われながら、私は先生の腕に両足を引っ掛け、一旦息を整えてジーク先生はゆったり腰を引き、いきなり最深部目掛けて腰を打った。それを、何度か。
快感で頭が真っ白になって、何も考えられなくなる。ジーク先生が言った通りだ。

｢はあ……気持ちいいなあ……。俺達、身体の相性……っ、いいのかも、ね｣
｢ん、あ、やらっ、まっ、また……｣
｢ほら、イきなよ……っ、ほらっ……｣

声も無く、先生にしがみついて、先生も黙って私の頭ごと身体を抱き締めて、私の身体が落ち着いた頃に再び律動を再開する。

今度は、ジーク先生の番。
互いに見つめ合って、先生が唇を寄せたのと、私がジーク先生を引き寄せて同時に口付けた。これが所謂“どちらとも無く”ってやつなんだ。

ジーク先生のモノがこれでもかと奥にぶつかって、部屋中にオイルのせいで大袈裟に響く、叩かれる様な音。

先生のモノが子宮口に当たる度に意識が飛びそうだし、ジーク先生も苦しそうで、キスを途中で中断して小さく｢もう無理だ……｣と言った。