第20章 【エルヴィン】ふたりのヒミツ
「ん、や・・・耳・・・、エッちゃん、紅茶置きたいよ・・・」
「熱いし零したら大変だな、はい、貸して」
「あっ、でも・・・あぁ・・・」
きっとこの紅茶を渡せば、続きをされてしまうと察して拒もうとしたが遅く、直ぐにティーカップはテーブルに置かれてしまった。
「エッちゃん、エッ・・・ん、」
「はあ・・・可愛いよ、サぁたん・・・」
「エッちゃんは・・・カッコイイよ、凄く、誰よりもっあ、ダメ、待って・・・」
「何故そんなに嫌がるんだ?誰かが来るかもしれないと言うなら、鍵は掛けてるし大丈夫だよ」
不思議そうなエルヴィンは、サラをソファーに寝かせ、それを見下ろすようにしている。
「だって・・・許したら・・・絶対何処ででもしちゃうから・・・。エッちゃんに誘われたら・・・嬉しくて・・・だから・・・」
「・・・ああ、ダメだ、凄く興奮した。サぁたん愛してる、もう離してやらない」
「いっ、今のどこに興奮して・・・んっ・・・」
結局、執務室で愛を交えた二人は、最後まで致した後、乱れた服を整えていた。