第13章 〇【エルヴィン】ご褒美に
「っは、エルヴィン・・・様、目隠しを・・・と、りたい・・・ですっ」
「駄目だ」
「いや・・・お姿・・・見て・・・イキたいっ」
「それなら尚更駄目だ。自慰でしたように、想像の私で達すればいい」
エルヴィンが言うと、黙ってしまったサラはそのまま達した。
「っ・・・」
「何を想像したんだ」
また腰を動かしてサラに問う。
「エルヴィン様の・・・こ、恋人・・・に、なったら・・・どんなセックスをされるのかを・・・想像しました」
「恋人とのセックスはどんなセックス、か。・・・聞きたいか?」
「ん・・・は、い」
エルヴィンが目隠しを取る。
「あ・・・」
目に入ったエルヴィンは、優しい表情をしている。
「まず、愛する相手を見つめ、キスをする」
そう言ってサラにキスをした。
「それから、愛の言葉を囁く」
サラの耳元に唇を寄せた。
吐息がかかり、サラは小さく声を上げた。
「サラ、愛している」
パフォーマンスなのか、本気なのかは分からないが、サラは耳を中心に顔が熱くなるのを感じる。
「・・・返事は?」
「・・・え・・・」
「君はどうなんだ」
エルヴィンがサラの頬に手を当ててまたキスをした。