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此処にある音色

第2章 始まり


「いきなり飛び出して来たら危ないだろ!」

『はぁ…どーもすみませんでした』

轢き殺されていたかもしれないのに、さして興味が無いようにサッサっと行こうとする

?「怪我はなかったかい?子猫ちゃん」

『ない。そんで子猫って何?喧嘩売ってんの?』

朝からストレスMAXのにとっては些細な一言も喧嘩の引き金になる

?「そんなつもりは…『あっそ』あ…」

そのまま放置して歩き出す

『たく、なんでこういう日に限って次から次へと…』

ぶつくさ言っていると猫の声が聞こえてきた

「にゃー…」

『なんだ?降りれなくなったのか?』
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