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此処にある音色

第2章 始まり


『礼ならオレじゃないだろ…』

退屈しのぎに首を突っ込んだだけ
はそれだけ言って降りようとすると、女の子も流され外へ出た

電車が出る前に女の子の手を掴み男の子に投げ込む

『んじゃ』

発車した電車を見つめオッサンの手を離す

「ひぃぃぃ…」

すっかり腰が抜けたのかその場に座り込んでいる

『あ?突き出さねーから早く行けよ』

怠そうに背を向けて歩き出す

『こっからだと…3駅くらいか…まだ入学式間に合うな』

スマホで地図を見て歩き出す

『厄介な一日になりそうだな…』

スマホをしまい音楽を聴きながら歩いていると1台の車
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