第6章 ナイト?
『…兄…さん?』
すげぇ近ぇ事に俺はたじろぐ
蘭丸「いや、ちげ…『会いたかった…』…」
否定の言葉はそれ以上出て来なくなる
抱き着いてきたの肩は男にしたら華奢でスラリとした腕が背中に回される
『オレ…まだ弱いから…兄さん来てくれねぇんだろ?オレ頑張るから…だから…』
そのままグッタリとするは寝ていた
まだ出血はしていて白い包帯はもう包帯の役目を果たしてない
あの血塗れの部屋は何かあった時のコイツにとっての逃げ場なのかもしれねぇ
整頓された部屋とは違いアレだけグチャグチャだったのだから…